筋肉ゴリゴリになりやすいパターン
バレエや芸術系スポーツの場合、
技術はもちろんですが、スタイルなどの容姿も重要な項目ですよね。
誰もが、細くてしなやかで強い体が欲しい!と思っているはず。
でも、同じようにレッスンしているはずなのに
綺麗な体型になっていく人と、そうならない人がいますよね。
確かに、生まれつきの体質の傾向というのはあって、
自分を理解せずに、闇雲にダイエットや筋トレをしていると
逆に痩せにくい体質になってしまうこともあります。
そういう「痩せられない」人は、まずは自分を理解して
自分に合ったダイエットをしていって欲しいのですが、
今日話題にしたいのは、
別に太っているわけでは無いのに、なぜか筋肉がゴリゴリについてしまい、
結果、ガッチリした体型になってしまう人のこと。
なぜそうなってしまうのか、考えられる要因を挙げていきます!
①元々運動神経がいい
ちょっと意外に思うかもしれませんが、私の経験上、
元々運動神経がよく、バレエや新体操だけでなく、他のどんなスポーツも割と得意です!
という人の方が、ゴリゴリになっていきやすいです。
逆に、他の運動はちょっと苦手・・・という人が、ダンスや芸術系スポーツをやろうとする場合、最初から思ったように筋肉を使えないので、
どこなら立てるんだろう?
どうしたら回れるの?
どうしたら飛べるの?
と、いろいろ試行錯誤します。
試行錯誤の結果、一番いいところが見つかると、できるようになりますが、
この、「いちばんいいところ」というのが、
結果的に、一番無駄なく体を使えるところだったりします。
つまり、筋肉のパワーだけに頼らなくてもできるところを自然に見つけられるので、
無駄な筋肉をつけずに済む、ということになります。
対して、元々運動神経の良い人というのは、
元々、考えなくても筋肉が言うことを聞いてくれる人なので
何をやってもすぐにできる反面、知らず知らずのうちに、要らぬパワーを使っていることもあります。
少し中途半端なポジションだったとしてもできてしまうので、
もっと、筋力に頼らなくてもできるところがあるのに、気づかずにいってしまうのです。
また、元々瞬発力のある人は、筋肉の白筋繊維の割合が多い可能性も高いです。
白筋繊維は、赤筋繊維に比べ太くなりやすいです。
②体が硬い
高く脚を上げてキープしたい、ジャンプの時に大きく開脚したい
という場合、
もちろん、脚を上げてくる筋力が必要になりますが、
同時に、拮抗する筋肉を緩めることも必要です。
この時に拮抗筋が硬いと、脚を上げる方向と逆の方向に抵抗しているため、
筋力がもっともっとないと脚が上げられない!となり、
どんどん筋肉が太くなっていきます。
③呼吸がうまくできていない
運動中に呼吸が上手くできていないと、無酸素運動になってしまいます。
無酸素運動は、短距離走やウエイトリフティングなどのように
瞬発的で強度の高い運動で、筋肉が太くなりやすいです。
呼吸が上手くできると、運動が有酸素的になり、筋肉が太くならずに済みます。
④真面目すぎる性格
これは、②と③にも関係してきますが、
真面目な性格ゆえ、脱力や呼吸が下手になる傾向があります。
上手に踊ることに集中するあまり、筋肉が過剰に緊張し、体が固くなってしまう、
呼吸が上手くできない!ということに。
一生懸命レッスンに向かう姿勢は評価されますが、
頑張っても最後は体型のせいで報われない・・・となると、悲しいですね。
緊張と向き合うメンタルトレーニングや、
リラックスタイムを意識してとるなど、
体を常に緊張させている状態から解放してあげましょう。